「結婚」と キリスト教的概念の「徳」
2023/03/30
「徳」の概念の一つに「謙遜」があるそうです。
古代ギリシア、ローマではまだ知られていませんでしたが、キリスト教的概念の中で、徳として謙遜(タペイノプロシューネー) なるものがあり、それは 「乞食の心構え」だそうです。
飽食、物質主義の時代に生きる 私たちに必要な「徳」なのかも知れません。
キリスト教の徳を、 僕なりに一言で表現するならば、「不完全な人間の愛を、完全な神の愛に近づけるためのもの」だと思うのです。それが「信仰、希望、愛 」という言葉で表現されているような気がするのです。
白黒ハッキリ区別されているのではなく、自分色になっていくグラデーション なのかもしれません。
「幸せ」も同じだと思います。人それぞれ「幸せ」の意味やカタチは違うかもしれません。
でも、最初から完全なカタチの「幸せ」などないような気がします。特に「結婚」においては、一人ではなく夫婦がお互いにそれを少しずつ 築き上げていくものでしょう。
それに気づける「結婚式」であって欲しいものです。